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2024年06月14日

秘境スポット 「秩父札所三十二番法性寺」

皆様こんにちは!+RIVERPOOL 埼玉ちちぶスタッフの町田です。

突然の質問になりますが、皆様は最後に冒険したのはいつでしょうか?

子供の時には自然の中を駆け巡り冒険や探検をした人も多いと思いますが、大人になった今、冒険をする機会などは無くなってしまった方が沢山いると思います。

そこで、今回はそんな皆様の冒険心をくすぐる秩父の秘境スポット「秩父札所三十二番 法性寺」の紹介をさせていただきます。

秩父札所三十二番 法性寺

秩父札所三十二番 法性寺は埼玉県秩父郡小鹿野町般若に位置しているお寺で、別名「お船観音」と呼ばれて親しまれております。

法性寺は、奈良時代の僧「行基」が開設したと伝えられており、なんでも行基は、かの有名な奈良の大仏造営の責任者を務めたとされる人物だそうです。

言い伝えによると、その昔、武蔵国豊島郡を領有した武家「豊島氏」の娘が、ある日船に乗っている最中悪魚に襲われ溺れているところを、小舟に乗った美女が現れ救ったそうです。

美女は「観音様を信仰するものを助けただけです」と言いその場を立ち去りました。

この話を聞いた豊島氏は、秩父の札所を巡って観音様を祀ったと言われており、そこから法性寺は別名「お船観音」と呼ばれるようになりました。

そこで、ここからはお船観音様が祀られている奥の院である巨大な岩「般若のお船岩(はんにゃのおふねいわ)」までの道のりと、道中の見どころの紹介をしていきます。

鐘楼門

まず初めにこちらの鐘楼門が私たちを出迎えてくれます。

秩父札所三十二番の鐘楼門
秩父札所唯一の鐘楼門

鐘楼門とは、楼門でありながら2階部分に鐘をつるして鐘楼堂も兼ねた門の事を言っており、江戸時代には多くの寺院の入り口として参拝者を迎えていました。

鐘楼門の二階にある大きな鐘

実は鐘楼門が設置されているのは秩父札所の中だと法性寺だけなのだとか。

行った際はぜひ写真に収めておきたいところですね。

また、鐘楼門内の左右には金剛力士像の「阿形」「吁形」がおり、2体の金剛力士を安置する楼門の事を別名「仁王門」と呼ぶそうです。

さらに法性寺のトレードマークとも言える般若の面も掛けられておりますので、行った際はぜひそちらもご覧になって下さい。

石段

鐘楼門をくぐるとまず初めにこちらの石段が私たちの前に立ちはだかります。

新緑に囲まれた石段

この先に待ってる山道のウォームアップにはちょうどいいですね。

石段の周りには美しい新緑が広がっており、そちらを楽しみながら登ってみると思いのほかスイスイ登れました。

体力にあまり自信のない方はぜひ参考にしてください。

本堂

石段を登りきるとこちらの本堂を拝むことが出来ます。

秩父札所三十二番の本堂
本堂

本堂にも法性寺のトレードマーク、般若の面がありました。

壁にかけられた般若の面

また本堂の前には売店もあり、こちらでは札所32番法性寺でしか手にすることの出来ない、法性寺オリジナルのグッズが販売されております。

秩父札所三十二番の売店

グッズの中には住職さん直々の手作りのものもあるそうです。

ちなみに、今回僕はコーヒー好きな事もあり、「法性寺ブレンドのドリップコーヒー」を買いました。

法性寺ブレンドのドリップコーヒー
法性寺ブレンドのドリップコーヒー

懸崖造りの観音堂

本堂を通りすぎて道なりに歩いていくと観音堂にたどり着きます。

秩父札所三十二番の観音堂
観音堂

こちらの観音堂は崖の中腹に建っており、総欅(けやき)材の三間四方懸崖造り(けんがいづくり=舞台造り)となってます。

観音堂内には、観音様が櫂(かい)を持って船をこいでいる扁額があり、御詠歌が書かれております。

櫂を持った観音様と御詠歌が書かれた扁額

なお観音堂内は土足厳禁ですのでお気を付けください。

秩父札所三十二番の観音堂のスリッパ

また、観音堂の裏手には「タフォニ」と呼ばれるハチの巣状に多数の穴がある岩窟があり、子授けのご利益があるお地蔵様が祀られておりますので、ぜひそちらもご覧ください。

タフォニとお地蔵様

山道入り口

観音堂のすぐ脇には2つの巨大な岩が重なることで出来た小さなトンネルがあります。

巨大な岩が重なり合うことで出来た小さなトンネル
山道入り口の小さなトンネル

自然が創り上げた景色というものは、なんとも神秘的に見えますね。

そして、こちらのトンネルを抜けるといよいよ奥の院へ続く山道がスタートします。

そこで、ここからは山道中の見どころをいくつか紹介させていただきます

山道の見どころ

冒険心くすぐる「鎖場エリア」

山道の途中には岩場を鎖で登る場所があります。

山道途中にある鎖場
まるでSASUKE!!

なんとも冒険心をくすぐる見た目をしていますね。

「奥の院(般若山)」

山道を超え、岩壁を登り、鎖場を這い上がることでようやくたどり着くことができるのが、こちらの奥の院(般若山)となります。

秩父札所三十二番の奥の院「般若山」
奥の院「般若山」

写真から見ても分かる通り、左側は断崖絶壁となっておりますので、ここを歩く際は足元にお気を付けください。

そして写真の奥にうっすらと見えるのが、法性寺の別名「お船観音」となります。

秩父札所三十二番のお船観音
お船観音

岩盤の上に祀られているお船観音はなんとも神秘的に見えて、僕はしばらく立ち尽くしてしまいました。

選ばれし人のみ拝むことが許される「大日如来様」

法性寺にはお船観音とは別で大日如来様も祀られております。

大日如来様を拝むためにはまず、、、

山道途中の鎖場

こちらの岩場を鎖で登る必要があります。

登ってみた感想としては思ってた以上に足場もしっかりしており、鎖も頑丈でしたので女性の方でも時間はかかりますが、登ることは出来そうだな、という印象でした。

そして、岩場を登りきるとお次に待ち受けているのがこちらの、、、

断崖絶壁
見た目以上に高いです…

断崖絶壁となります。

お写真では伝わりにくいかもしれませんが、実際に行ってみるとものすごい高さとなっており、普段あまり物怖じしない僕でも少し怖かったです…

さらに足場も狭いことから一歩足を踏み外したりすると転落してしまう恐れもあります。

一応安全のため手すりはあるのですがそこまでの強度を期待できる作りではないので、行った際はなるべく手すりには頼らずに登ることをおススメします。

なお大日如来様を一目この目で収めようとしたものの、こちらの断崖絶壁を目にして断念した人は多いそうです。

皆様も行った際、こちらの断崖絶壁を前に心が折れてしまったとしても、そんな自分を恥じずに堂々と下山してください。

そしてこちらの断崖絶壁の恐怖に打ち勝ち、最後まで登り切った人のみに拝むことが許される大日如来様。。。

冷静に考えるとなぜこんななところに作ったのかと、今になると製作者の神経を疑ってしまいますが、この時の僕はたどり着けたことによる嬉しさと達成感、そして山頂から見える景色の美しさによる感動からそんなことは1mmも考えませんでした(笑)

大日如来様、そして山頂からの景色は沢山撮ったのですが、そちらは皆様が実際に行って見てほしいという事もありますので、今回はあえてそちらのお写真は載せないでおこうと思います。

なお大日如来様にたどり着けた嬉しさもつかの間、帰り道を見たら…

断崖絶壁の階段
(-_-;)……

まだ試練は終わってなかったようですね…

小学生の時に聞いた「帰るまでが遠足」という言葉を思い出しました。

アクセス
所在地
:〒368-0103 埼玉県秩父郡小鹿野町般若2661
営業時間:8時00分~17時00分
電話番号:0494-75-3200
+RIVERPOOLからの距離:車23分

今回は秩父のスリル満点の秘境スポット、法性寺の紹介をさせていただきましたが、実は法性寺にも「秩父華厳の滝」とは別の願い石「グリーンアゲート」があるそうです。

グリーンアゲートの主なご利益は「航行安全」「一志貫徹」です。

立ち寄った際はぜひ手に入れたい代物ですね。

久々に冒険したいと考えている方、そして最近スリルが足りないなと感じている方はぜひ秩父札所32番法性寺に行って見て下さい。

そして、冒険で疲れた身体を当施設で癒してみてはいかがでしょうか?+RIVERPOOL 埼玉ちちぶ予約サイト